無人コンビニまである中国のキャッシュレス社会
キャッシュレス社会が中国で拡大しています。キャッシュレスとはおおよそ言葉から想像できますが現金を使わずに買い物やサービスの支払いをすることです。
現金を使わない支払いといえば日本ではクレジットカードによる支払いですが、中国ではスマートフォンを使ったモバイル決済が急速に普及しています。
そのスマホ決済に対応するアプリを提供するのが中国の巨大IT会社アリババグループの「アリペイ」です。アリペイに会員登録をすることで誰でもスマホ決済が可能になります。
支払いはモバイルのQRコードを店員が読み取っておこないます。お金は事前にアリペイの専用口座にチャージするか銀行と紐付け、銀聯カードと紐付けする3種類の方法があります。
よく似たサービスに電子マネーがありますが、電子マネーは直接ネットで使えるお金に交換するため、口座引き落としのスマホ決済とはやや違います。
中国ではこのアリペイとWechatPay(ウィチャットペイ)というサービスがスマホ決済全体の90%近くを占めています。
そして中国においてこういったスマホ決済を日常的に利用する人は都市部では9割以上、国民全体の半分近くはいると言われています。先進国のアメリカと比べても、その規模は50倍にも達します。
いったいなぜ中国ではスマホ決済が主流なのでしょうか。
第一の理由として挙げられるのがスマホの普及率です。中国では日本と同じように、小さな子供や高齢者を除けばほとんどの人がスマートフォンを持っています。
北京や上海のような都心部なら保有率がほぼ100%で、ほぼすべての人が所有しています。
そしてもう一つの大きな要因は偽札の危険性です。中国では偽札が出回りやすいため、受け取りや支払いの際にいちいち本物かどうか神経を使います。
盗難のおそれもありますから、直接お札をやりとりせずに済む方法があれば、心配性な人はそちらを優先するはずです。
日本のように大金を持ち歩ける国は、世界的にみると案外特殊なのかもしれません。
先進国ではキャッシュレスといえばクレジットカード決済がすでに広まっていますがスマホ決済サービスは国内でもインバウンド施策として増えており利用する日本人も拡大していくことでしょう。
1.インバウンド広告としての価値。アリババグループサイトに掲載
アプリの店舗検索機能に掲載登録いたします。観光旅行をする前に貴店を知ることができ来客を促します。
来日時には地図検索機能で貴店までアプリが道案内してくれます。
多くのインバウンドメディアは日本国内で発信されますがアリペイを導入すれば訪日前にPRすることが可能です。
観光地特集やキャンペーン・クーポン発行など戦略的PRもできます。※導入時にご相談ください。
2.支払いが簡単で早い。
キャシュレス決済に慣れている訪日観光客は日本の現金払いが煩わしいものです。
普段使い慣れたアプリ決済を導入することによりレジ対応もスムーズにおこなえます。
決済方法もアプリからQRコードを読み取るだけで数秒のうちに完了します。
3.客単価アップ・来客数アップ
日本人のみならず訪日観光客も海外へ多額の現金を持ち込むのは難しいのが現状です。※中国人観光客は2万元(約34万円)が限度。
富裕層の訪日観光客の多くはⅢ類の最高アカウントを所持しており利用限度額は20万元(約300万円)です。Ⅱ類以上のアカウントは現金化の制限はありません。
この為、アリペイ利用可能店での高額な買物を可能にしており客単価アップ、集客効果も期待できます。
※より多くの買物や体験がしたいので例え立地が悪くてもアリペイが利用できる店舗に積極的に足を運ぶ傾向があります。
チャージ限度額を超えても銀行カード・銀聯カードと紐づけされているアカウントは利用可能です。
4.アリペイ導入コストが不要
アリペイの導入は加盟店登録完了後にタブレットかスマートフォンにアプリを入れるだけ。システム導入費もかかりません。
中国では格安のアンドロイド端末が普及しており決して高性能でなくてもアプリの負荷が軽いので正常に決済が可能になっています。
※Android・iPhoneの両方に対応しています。支払サイクルの変更・サイト掲載のキャンペーン・特集など有料のオプションもございます。
5.月額費用無料・決済手数料が安い
クレジットカード決済より安い手数料で利用が可能です。使わなかった月はもちろん0円で月額基本料金などもかかりません。
決済手数料は2.8%~3.8%。※業種・売上規模により異なります。お見積りいたしますのでお気軽にお問い合わせください。