昨今、アジア諸国では支払いのキャッシュレス化が急速に進んでいます。
アリペイ(ALIPAY)は世界最大のモバイル決済サービスとして有名です。中国語では支付宝(ジーフーバオ)と読みます。
ALIPAYは中国のインターネット通信販売最大手のアリババグループが2004年から提供している決済サービスです。
中国国内で5億人のアクティブユーザーがいるモバイル決済サービスで日本でいうデビットカードのような感覚で手軽に導入することができるので人気があります。
中国ではアリババグループのアリペイ(ALIPAY)とWechatPay(ウィチャットペイ)が大きなシェアを占めています。
WechatはLINEのようなサービス(仕様もそっくり)で、その中で使える決済がWechatPayです。
スマートフォンに表示されるバーコードを店のモバイル端末で読み取ってもらうか店舗のQRコードを読み取って金額を入力して決済をします。決済はオフラインにも対応しており2、3秒で完了します。
中国ではデパートや量販店などの商業施設から路上の屋台までALIPAYの決済サービスを導入しています。
中国人観光客が多い日本ではアリペイを早く導入してほしいという声が多く上がっています。そのため2015年から試験的にアリペイ(ALIPAY)を先行導入している企業が出てきています。
あまり知られていませんがアリペイ(ALIPAY)は2017年頃から一般加盟店の募集を開始しています。
日本ではモバイル決済のシェアが6%しかないため関心が低いかも知れませんが中国では98.3%ものシェアがあります。
日本だとLINEスタンプの購入やGooglePayでアプリに課金(ネット決済)する程度でしょうか。あまり店頭で利用する機会がありません。
中国人は現金を持ち歩きません。全てモバイル決済で支払いをしています。※現金に信用がない・高額紙幣が2000円程度までしかないのも要因です。
中国の観光客は年々増える傾向にあります。そのため日本でもアリペイなどの中国で使えるモバイル決済を導入する商店街や観光地が増えています。2018年には4万店舗に達しました。
訪日観光客にとって、自国のモバイル決済を利用できることは高額な決済が可能になるので大きなメリットになります。
中国人観光客が日本に持ち込める現金はたった2万元(34万円)しかありません。インバウンド施策を検討している日本企業にとって銀行と紐付いているモバイル決済の導入は急務です。
中国で多くの店舗を持つローソンはアリペイ(ALIPAY)の決済に対応しています。2017年に日本国内の全店舗にもアリペイ(ALIPAY)を導入しました。
アリペイ(ALIPAY)は海外展開を積極的に進めているところです。中国人観光客がスムーズに買物ができるだけでなく海外の店舗にとっても多くの観光客やビジネスマンの消費を取り込むことができます。
現金のやり取りがないモバイル決済は、店にとっても安心できるサービスです。
中国ではスマートフォンとシェアサービス、モバイル決済が融合したシステムが急成長しつつあります。
日本でもクレジットカードやデビットカードを利用することが増えキャッシュレス化が進んでいます。
現在、アリペイ・Google・Apple・楽天などの大手決済会社が日本のモバイル決済市場の拡大に力を注いでいます。
アリペイ(ALIPAY)は、中国だけでなくキャッシュレス化に興味を持つアジア諸国が注目している決済サービスと言えます。
1.インバウンド広告としての価値。アリババグループサイトに掲載
アプリの店舗検索機能に掲載登録いたします。観光旅行をする前に貴店を知ることができ来客を促します。
来日時には地図検索機能で貴店までアプリが道案内してくれます。
多くのインバウンドメディアは日本国内で発信されますがアリペイを導入すれば訪日前にPRすることが可能です。
観光地特集やキャンペーン・クーポン発行など戦略的PRもできます。※導入時にご相談ください。
2.支払いが簡単で早い。
キャシュレス決済に慣れている訪日観光客は日本の現金払いが煩わしいものです。
普段使い慣れたアプリ決済を導入することによりレジ対応もスムーズにおこなえます。
決済方法もアプリからQRコードを読み取るだけで数秒のうちに完了します。
3.客単価アップ・来客数アップ
日本人のみならず訪日観光客も海外へ多額の現金を持ち込むのは難しいのが現状です。※中国人観光客は2万元(約34万円)が限度。
富裕層の訪日観光客の多くはⅢ類の最高アカウントを所持しており利用限度額は20万元(約300万円)です。Ⅱ類以上のアカウントは現金化の制限はありません。
この為、アリペイ利用可能店での高額な買物を可能にしており客単価アップ、集客効果も期待できます。
※より多くの買物や体験がしたいので例え立地が悪くてもアリペイが利用できる店舗に積極的に足を運ぶ傾向があります。
チャージ限度額を超えても銀行カード・銀聯カードと紐づけされているアカウントは利用可能です。
4.アリペイ導入コストが不要
アリペイの導入は加盟店登録完了後にタブレットかスマートフォンにアプリを入れるだけ。システム導入費もかかりません。
中国では格安のアンドロイド端末が普及しており決して高性能でなくてもアプリの負荷が軽いので正常に決済が可能になっています。
※Android・iPhoneの両方に対応しています。支払サイクルの変更・サイト掲載のキャンペーン・特集など有料のオプションもございます。
5.月額費用無料・決済手数料が安い
クレジットカード決済より安い手数料で利用が可能です。使わなかった月はもちろん0円で月額基本料金などもかかりません。
決済手数料は2.8%~3.8%。※業種・売上規模により異なります。お見積りいたしますのでお気軽にお問い合わせください。